こんばんは。吉田です。
今日は好評?の連載企画第4弾!樹種紹介のナラ材編です。
【ナラ材】
・ブナ科コナラ属落葉広葉樹。
・北海道から本州、四国、九州に生育。樺太、千島、朝鮮にも分布。特に北海道産が良質。
・ただし、日本でも家具でよく使われているのは、北米産のレッドオーク。
・他にホワイトオークというものもある。ホワイトオーク≠ナラ
こちらの樹種は、ナチュラルな雰囲気が魅力的な樹です。
恐らく皆さんが木の家具といって最初に思い浮かぶのがこんな感じだと思います。
産出量の多い木で、家具用材の他、洋酒の樽材、建築材、枕木、器具材等に使われています。
色調は、灰白色から暗灰褐色。
ナチュラルで素朴、牧歌的な雰囲気の色味です。
どんな色味にも比較的良く合うので、インテリアを考える時にあまり苦労しません。
また、その雰囲気から女性に人気ですが、合わせやすく落ち着く色味なので、
男性にも人気があります。
経年変化すると、色が徐々に濃くなってきます。
性質としては、木質は重厚で切削等の加工は困難で、乾燥は遅く、硬くて割れやすいので釘うち等は困難です。
しかし、粘りがあるので曲げ木に適しており、チェア等で微妙なアールを描く部分等を作るのは比較的容易です。
また、表面にトラの毛の様な斑点模様が入る時が有り、これが多く入ったものの方が材としては高級であると
言われています。
↑これを虎斑(とらふ)と言います。
木目は、板目は少し荒々しく男らしい感じで、柾目は逆に静かで女性らしい雰囲気という、
両極端な面を持っています。
また、家具で多く使われるレッドオーク材は、基本的には日本のナラ材と同じですが、
こちらは適度な堅さで加工もしやすいです。ただ、その分少しだけ耐久性に劣るので、
樽材にはあまり適しません。
逆に樽材に適しているのがホワイトオーク。日本のナラと比べると、全体的に木目が粗く色が白いのが特徴です。
他の性質としては日本のナラと似ています。
ただ、レッドオークもホワイトオークもパッと見ナラと大差有りません。
家具としての適正も正直気にする程有りません。ご安心を。
ブランチ千葉店には、展示でナラ材の家具がとてもたくさんあり、正直紹介しきれないので是非皆さん
お店に来て頂いてゆっくりとご覧下さい。
また、展示以外でもナラ材で作れる家具がほとんどなので、「このデザインでナラ材で作れたらな・・・」
なんて要望にもほとんどお答え出来ちゃいます。
また、ナラ材はブランチのナチュラルな世界観をもっとも良く表現した樹種だと思います。
ウォールナットと並んで売れ行きもトップクラスです。
是非皆さん、お店でナラ材を見て、触って、感じてみて下さい!
それでは今日はこんなところで失礼します。... [続きをよむ]